富士山御殿場ルート日帰りの注意7つ|長い行程に備えて計画を立てよう!

山・登山コース

この記事では、富士山御殿場ルートの日帰り登山で押さえたい注意点、所要時間、アクセス、入山ルールを解説します。

富士山御殿場ルート日帰りの注意7つ

御殿場ルートには日帰りのモデルプランがありますが、登山口と山頂の標高差は約2,300mです。公式サイトは、十分な登山経験・体力・技術がない人が山小屋に泊まらずに登るのは危険と案内しています。日帰りを誰にでも勧められる行程ではありません。

注意1|登山経験・体力・技術を見極める

富士山の御殿場ルートは、長い距離と大きな標高差を歩くルートです。公式サイトは、経験や体力、技術が十分でない場合の宿泊なし登山に加え、弾丸登山や軽装備の日帰り登山にも警告しています。日帰りの予定を立てる前に、自分の経験と体力で無理なく歩ける行程かを考えてください。

注意2|距離・標高差・所要時間に余裕を持たせる

登山口の御殿場口新五合目は標高1,440mで、山頂までの標高差は約2,300mです。登りは約8時間40分、下りは約3時間30分が目安ですが、どちらも休憩時間を含みません。登山口から山頂までの距離も長く、登りと下りで歩く距離が異なります。所要時間だけで予定を組まず、休憩を含めた行程に余裕を持たせましょう。

注意3|早朝の登山口到着に合わせて交通手段を決める

公式の日帰りモデルは、午前3時に御殿場口新五合目へ到着する行程です。モデルプランに記載された路線バスの始発ではこの時間に間に合わず、マイカーまたはタクシーが検討対象になります。交通手段を決めてから出発時刻を組み立ててください。

注意4|火山砂礫と急登、落石に備える

五合目から六合目までは、目標物の少ない火山砂礫の道が続きます。その先は傾斜が増し、七合目以降は岩場と砂礫の急登になります。八合目付近には手を使って登る箇所もあり、落石への注意が必要です。地形の変化を踏まえて、急いで進まず、周囲に気を配って歩きましょう。

注意5|大砂走りではスピードを抑える

下山では七合目を過ぎると大砂走りに入るため、勢いに任せて走らず、無理のない速度で下りましょう。砂の斜面はスピードの調整が難しい場所です。砂埃対策には、公式案内にあるゲイター、マスク、サングラスを準備しましょう。

注意6|山小屋の少なさと救護所がない点を踏まえる

御殿場ルートでは、山小屋が少なく救護所もないことを踏まえて、休憩場所や行程を出発前に決めましょう。山小屋・売店・トイレは施設ごとに営業状況を調べ、利用できる施設を把握して計画に組み込みます。施設の営業だけを頼りにせず、必要な準備も出発前に整えましょう。

注意7|開山期間と入山ルールは登山する年の情報で確認する

開山期間や入山手続き、規制は年ごとに確認が必要です。2026年の静岡県側では、事前学習の修了と1人1回4,000円の入山料納付が案内されています。また、午後2時から翌午前3時までの入山には山小屋宿泊が必要です。これらは2026年の情報として確認し、登山する年の公式案内を見て計画してください。

御殿場ルートは日帰りできる?

公式サイトには御殿場ルートの日帰りモデルがあります。ただし、モデルの時刻は全員が達成できる保証ではなく、登山者の体力・経験・技術や当日の状況によって実行できるかは異なります。

公式モデルプランの行程

参考モデルでは、午前3時に御殿場口新五合目へ到着し、午前4時に出発します。午後2時15分に山頂から下山を開始し、午後6時15分に新五合目へ戻る行程です。所要時間の目安には休憩時間が含まれないため、同じ時刻で歩けると決めつけず、余裕を持って計画してください。

御殿場ルートの日帰りモデルプランでは、交通手段や登山時の注意点も確認できます。日帰りにするか判断するときは、次の点を合わせて考えましょう。

  • 長時間の登山を続けられる経験と体力があるか
  • 休憩を含めた行程に余裕を持たせられるか
  • 早朝に登山口へ到着できる交通手段を確保できるか

御殿場ルートの日帰り登山はどれくらいの距離・標高差・時間?

御殿場口新五合目から山頂までの標高差は約2,300mです。登りは約8時間40分、下りは約3時間30分が目安で、休憩時間は含まれません。距離も長いため、数字を確認してから行程を組み立ててください。

登りと下りの距離・所要時間

区間 距離 所要時間の目安
登り 10.5km 約8時間40分
下り 8.4km 約3時間30分

数値は富士山の公式ルート案内に掲載された目安です。休憩時間を含まないため、表の時間だけで出発から下山までの総時間を決めないでください。標高差、休憩、登山口までの移動を含めて、無理のない計画にします。

公共交通で御殿場ルートの日帰り登山はできる?

公式モデルに記載された路線バスの始発は、御殿場駅を午前7時35分に出発し、御殿場口新五合目に午前8時5分に到着する便です。モデル行程の早朝到着には間に合わないため、日帰り登山ではマイカーまたはタクシーも検討します。

登山口までの交通手段

交通手段 日帰り行程で確認すること
路線バス モデル記載の始発では早朝到着に間に合いません。利用日の時刻と運行状況を確認します。
マイカー 登山口に合わせた到着時刻を考え、道路状況と駐車場の利用条件を確認します。
タクシー 早朝の運行や予約方法を確認し、登山口への移動手段を確保します。

バスの時刻は参考情報です。運行日や時刻は利用日ごとに確認し、道路の通行状況、駐車場の利用条件、タクシーの運行・予約状況も計画に含めてください。公式モデルプランで交通案内を確認できます。

御殿場ルートの開山期間や入山ルールは?

開山期間、登山道の開通状況、入山手続きや規制は、登山する年の公式情報を基に計画へ反映しましょう。2026年の条件を翌年以降にそのまま当てはめず、登山できる期間と通行可能な区間を把握し、必要な入山手続きに沿って準備を進めます。

2026年の開山期間と入山条件

2026年の御殿場口の開山期間は、7月10日から9月10日までと案内されています。静岡県側の案内では、事前学習の修了、1人1回4,000円の入山料納付、午後2時から翌午前3時までの入山に山小屋宿泊が必要です。登山道の状況によって、開通の遅れや一時通行止めが生じる場合もあります。

登山前に富士登山オフィシャルサイトの静岡県側案内で、その年の開山期間と入山ルールを調べ、登山日や入山手続きを決めましょう。出発前には当日の天候、登山道や道路の状況、山小屋・売店・トイレの営業状況を調べ、その情報を基に予定どおりの行程で登るか、計画を変更するかを判断しましょう。

行程と当年のルールを確認して計画を立てよう

御殿場ルートの日帰りには公式モデルがありますが、標高差約2,300mの長い行程です。登り下りの所要時間に休憩は含まれず、十分な経験・体力・技術がない人の宿泊なし登山は危険です。

計画を立てるときは、休憩を含めた行程と早朝のアクセス手段を先に考え、地形や大砂走りに備えましょう。出発前に登山する年の入山ルールと当日の状況を確認し、無理のない計画を選んでください。