この記事では、オクタタープの6つの張り方、状況別の選び方、基本の設営手順、風や雨の日の判断を解説します。
オクタタープのアレンジ6選
オクタタープのアレンジは、普通張り、横跳ね上げ張り、小川張り、カンガルースタイル、最大高さ張り、グルキャン張りの6種類です。オクタは8を意味し、8角形のオクタタープはヘキサタープ(6角形)より大きな面積をカバーできます。
①普通張り
基本の張り方です。そのまま張ると真横のガイロープが邪魔になり、近くにテントを設営しにくくなります。テントと並べるときは、配置を先に決めておきます。
②横跳ね上げ張り
横に短めのポールを追加して高さを出す張り方です。日陰が増え、出入りもしやすくなります。欠点はシワが寄りやすいことと、風の影響を受けやすいことです。
③小川張り
テントの前面をタープで覆い、テントとタープを一体にする張り方です。テントの前面をタープが隙間なく覆うようにするのがコツです。延長ロープの先にポールを立てるため強度が落ち、風に弱くなります。風がある日は控えます。
④カンガルースタイル
メインポールを高くして、タープの下にコンパクトテントを置く張り方です。結露対策と雨対策になります。テントの出入口の向きによって、合う場合と合わない場合があります。
⑤最大高さ張り
ポールを最大の高さにして張ります。雨が入りやすく日陰も減るため、横幅が広いオクタタープのメリットが消えます。サブポールがないとさらに日陰が減るので、追加ポールは必須です。大型タープでないと意味がありません。
⑥グルキャン張り
グループキャンプ向けの張り方です。ペグ位置やポール高さの具体的な手順は、ここでは紹介しません。まずは6つ目のアレンジとして押さえておきます。
6種類の特徴と注意点
| アレンジ | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| ①普通張り | 基本の張り方 | 真横のガイロープが邪魔になる |
| ②横跳ね上げ張り | 日陰が増え、出入りしやすい | シワが寄りやすく、風の影響を受けやすい |
| ③小川張り | テントとタープが一体になる | 風に弱い |
| ④カンガルースタイル | 結露・雨対策になる | テントの出入口の向きで合う合わないがある |
| ⑤最大高さ張り | ポールを最大の高さにする | 雨が入り、日陰が減る。追加ポールは必須 |
| ⑥グルキャン張り | グループキャンプ向け | 手順はメーカーの説明で確認する |
状況に合わせてアレンジはどう選ぶ?
風の強さ、雨、日差し、テント設営の有無、人数の5つを基準に選びます。各アレンジの効果を数値や順位で比べる根拠はないため、上の特徴と注意点から判断します。
風を基準にする
ポールの高さが高いほど風の影響を受けます。全体を低めに張ると影響を受けにくくなります。風があるなら、小川張りと横跳ね上げ張りは避けます。
雨と日差しを基準にする
雨対策ならカンガルースタイル、日陰を広く取るなら横跳ね上げ張りを選びます。最大高さ張りは雨と日陰の両面で不利です。
テントの有無と人数を基準にする
テントと一体で使うなら小川張りかカンガルースタイルです。近くにテントを置くなら、普通張りの真横のガイロープに注意します。人数が多いときは、横幅を生かせる張り方を選びます。
| 基準 | 向く張り方 | 避ける張り方 |
|---|---|---|
| 風がある | 全体を低めにした張り方 | 小川張り、横跳ね上げ張り |
| 雨 | カンガルースタイル | 最大高さ張り |
| 日差し | 横跳ね上げ張り | 最大高さ張り |
| テントと一体で使う | 小川張り、カンガルースタイル | 普通張り(ガイロープが邪魔になる) |
| 人数が多い | 横幅を生かせる張り方 | 最大高さ張り(大型タープでないと意味がない) |
オクタタープの基本の設営手順は?
ガイロープを左右6箇所のハトメに通してペグダウンし、ポールを立てて張ります。ポールを中心に、2本のガイロープとタープの角度を3等分にすると自立しやすくなります。この手順はハピキャンの筆者の方法です。
手順
- タープを広げる
- 左右6箇所のハトメにガイロープをセットする
- ガイロープをペグダウンする
- ポールを立てる
- ポールを中心に、2本のガイロープとタープの角度が3等分になるよう調整する
オクタタープの設営で知っておくこと
八角形の頂点すべてからガイロープをペグダウンできるため、耐風性に優れます。一方でアレンジ性は高くなく、ペグを打つ場所が多いので設営に手間がかかります。
サブポールと低めの設営
サブポールを追加し、低めに張ると使いやすくなります。
風が強い日や雨の日にオクタタープを張ってよい?
風が強い日はタープを張りません。雨の日の可否は、耐水圧が製品ごとに異なるため数値で言い切れません。台風や暴風雨のときに使えるかどうかは、判断できる根拠がありません。
風が強い日
使用を控えます。風がある程度ある日は、ポールを低めにして風の影響を減らします。
雨の日
耐水圧は製品で違います。たとえば耐水圧400mmのTC素材タープ(Toumont『キツネタープ』)は、雨の日は心配な面があります。使用前に、自分のタープの耐水圧と仕様を確認します。
- 風が強い日は張らない
- 風があるなら低めに張る
- 雨の日は耐水圧を確認する
- 雨対策にはカンガルースタイルを検討する
オクタタープの張りに必要なポール・ペグの本数は?
製品によって異なります。自分のタープの取扱説明書やメーカー公式の仕様で確認します。
製品ごとの記載例
ムラコのオクタ4スパークは、ペグが合計10本必要と記載されています。TCオクタタープ向けには、H2.4m・径28mm以上程度のポールを2本用意する記載があります。この数値は他の製品には当てはめません。
| 製品 | ペグ | ポール |
|---|---|---|
| ムラコ オクタ4スパーク | 合計10本 | 記載なし |
| TC オクタタープ | 記載なし | H2.4m・径28mm以上程度×2本 |
用意の目安
ペグを打つ箇所が多いため、ペグはロープの本数に合わせて余裕を持って用意します。サブポールも追加できるようにしておきます。ポールは付属しない製品もあります。Soomloomのオクタタープはタープ本体のみで、ポールが付属しません。
小川張りは風に強い?強風時のペグダウンはどうする?
小川張りは風に強くありません。延長ロープの先にポールを設置するため強度が落ちます。風がある場合は安全のため控えます。
強風時のペグダウン
ヘキサタープ向けの方法では、張り綱を使ってペグダウンポイントを少し外側にずらし、風の流れをつくります。オクタタープ固有の方法ではないため、風が強い日に張る前提にはしません。
小川張りを選ぶ条件
風が弱い日に、テントの前面をタープで隙間なく覆えるときに選びます。
状況を見て張り方を選ぼう
オクタタープのアレンジは6種類です。風、雨、日差し、テントの有無、人数で選びます。
- 風が強い日は張りません。風がある日は小川張りを避け、全体を低めに張ります。
- 雨対策ならカンガルースタイル、日陰を広く取るなら横跳ね上げ張りを選びます。
- 張る前に、自分のタープの耐水圧、ペグ本数、ポールの仕様を確認します。
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