登山計画書アプリの選び方7つ|提出方法や機能を比べて自分に合うものを選ぼう!

登山計画・山小屋・山行準備

この記事では、登山計画書アプリの選び方や提出方法、圏外での地図利用と共有機能を解説します。

登山計画書アプリの選び方7つ

登山計画書アプリは、まず登る山域の提出先と提出方法に対応するかを確認し、そのうえでルート作成、圏外での地図利用、ナビ、共有、料金を比べて選びます。アプリに計画を登録しただけでは、地域で定められた提出要件を満たさない場合があります。

選び方1|登る山域・自治体の提出先に対応しているか

登山届の提出先として利用できるサービスか、登る山域を指定して確認します。コンパスは全国の山域に対応するオンライン登山計画・届出システムとして案内されています。ただし、地域の条例や要綱で定められた方法と合うかは、山域ごとに照合してください。

選び方2|条例・要綱で定められた提出方法に合っているか

提出が義務となる地域や提出方法は、自治体の条例・要綱で異なる場合があります。アプリ上に提出先が表示されても、それだけで必要な手続きが完了したと判断せず、自治体や警察の公式案内と照らし合わせます。

選び方3|地図上でルートを作り、距離や高低差を確認できるか

計画を地図上で作れるかに加えて、予定ルートの距離や高低差、標高グラフを確認できるかを比べます。ルートの見通しを事前に確認できれば、計画の内容を同行者や家族に伝えるときにも役立ちます。

選び方4|地図を保存し、圏外でも現在地を確認できるか

山では通信圏外になる場所があります。コンパスEXは、事前にダウンロードした登山地図とGPSによる現在地確認を案内しています。圏外で地図を使う予定なら、対象山域の地図を登山前に端末へ保存し、表示できることを確かめます。

選び方5|ナビやルート逸脱時の通知があるか

登山中に予定ルートを把握したい人は、ルートナビゲーションや、ルートを外れたときの通知・音声を選ぶ基準にしましょう。ヤマレコの計画機能では、次の通過地点や予定時刻を確認する機能も案内されています。使いたい機能は、計画画面と登山中の画面に分けて利用できるものを調べると、用途に合うか判断できます。

選び方6|家族・同行者と計画や位置情報を共有できるか

計画の共有方法には、メンバーとして登録する方法や、計画URLを送る方法があります。位置情報の共有は、計画の共有とは別の機能です。共有相手が計画を閲覧できる設定か、位置情報を共有する機能の利用条件は何かを確認します。

選び方7|無料で使える範囲と有料機能・料金が合うか

必要な機能が無料範囲に含まれるか、有料ならどのような利用条件と料金になるかを比べましょう。地図の保存や位置共有を使いたい人は、それぞれが無料で使える範囲を比較します。契約や利用を決める際は、アプリの掲載情報を開き、利用時点の料金と機能を照合して選びます。

比較する項目 確認すること
提出 登る山域の提出先と方法に対応するか
計画 地図上でルートを作成し、距離や高低差を確認できるか
登山中 オフライン地図、現在地、ナビ、逸脱通知を使えるか
共有・料金 計画や位置情報の共有方法、無料範囲と有料機能

登山計画書アプリは、登山届の作成・提出までできる?

コンパスはWebまたはEXアプリで登山計画を作成・共有できます。ヤマレコは、コンパス登録を有効にすると、作成した計画を登山届としてネット提出できます。提出先の地域要件を満たすかは、利用する山域の公式案内で別途確認します。

コンパスで計画を作成・共有する

コンパスでアプリの地図やGPS機能を使うなら、Webフォームで作った計画との連携を前提にせず、利用するサービスと共有方法を選びましょう。コンパスはパソコンやスマートフォンから計画を作成し、家族や仲間と共有できます。Webの登山計画作成フォームで作成した登山届はEXアプリと連動しません。

ヤマレコで登山届として提出する

ヤマレコの計画作成では、コンパス登録を有効にして登山届としてネット提出する方法が案内されています。設定方法はヤマレコの公式ガイドで確認できます。アプリで提出操作を済ませた後も、地域の提出要件に合っているかを照合しましょう。

出発前に、次の3点を確認します。

  • どのサービスで計画を作成したか
  • 登山届として提出する連携設定を有効にしたか
  • 登る山域の提出先と方法に合っているか

コンパスとヤマレコでは、登山計画書の提出方法にどんな違いがある?

提出に使うサービスは、登る山域の自治体・警察が案内する提出先と提出方法に合わせて選びましょう。コンパスはWebやEXアプリでの計画作成と共有を案内し、ヤマレコはコンパス登録を有効にしたネット提出を案内しています。計画の作成・共有と登山届の提出を分けて捉え、山域ごとの提出要件を満たす方法で届け出ます。

コンパス|WebまたはEXアプリで作成・共有

コンパスは全国の山域に対応するオンライン登山計画・届出システムとして案内されています。計画を作成して登録し、家族や仲間と共有できます。WebフォームとEXアプリで使える機能や計画の連携方法は異なるため、使う機能に合わせて作成方法を選びます。

ヤマレコ|コンパス登録を有効にしてネット提出

ヤマレコでは、計画作成時にコンパス登録を有効にすると、計画を登山届としてネット提出できます。計画をメンバーに追加する方法のほか、公開した計画のURLを共有する方法もあります。

比較軸 コンパス ヤマレコ
作成方法 WebまたはEXアプリ ヤマレコで計画を作成
登山届の提出 計画を登録して届出に利用 コンパス登録を有効にしてネット提出
計画共有 家族や仲間と共有 メンバー追加、または計画URLを共有
事前に確認すること WebフォームとEXアプリの連携方法、地域の提出要件 コンパス登録の設定、地域の提出要件

提出先の自治体・山域にアプリが対応しているか、どこで確認する?

まず登る山域を特定し、自治体・警察の案内から、登山届が必要な区域と提出方法を調べましょう。条例で対象区域や提出方法が定められている山域では、その要件に沿って届け出ます。アプリやサービス内の表示も自治体・警察の案内と照合し、利用する提出方法を決めます。

アプリ・サービス内の提出要件を確認する

登山届を作成する画面で、提出先や提出方法について表示・指示される内容を確認します。コンパスEXも、自治体によって条例や要綱上の提出方法が異なる場合があるとして、アプリ内で表示される要件に従うよう案内しています。

自治体・警察の案内と照合する

公式案内では、提出が必要な区域、提出方法、対象となる登山届を確認します。たとえば岐阜県では、条例で指定された区域に登山届の義務があり、対象区域では未提出や虚偽の届出に過料が定められています。県内すべての山域に同じ規定が適用されるわけではないため、岐阜県の条例案内で対象を確認します。

確認は次の順で進めます。

  1. 登る山域と入山口がある自治体を特定する
  2. 自治体・警察の公式案内で提出義務と提出方法を確認する
  3. アプリに表示される提出先・方法と照合する

圏外でも地図や現在地を確認できる?事前に何を準備する?

コンパスEXは、ダウンロードした登山地図とGPSによる現在地確認を案内しています。圏外で使う地図は登山前に端末へ保存してください。位置情報共有や緊急通報が圏外でも常時使えるとは限らないため、機能ごとの利用条件を確認します。

オフライン地図とGPSの条件を確認する

オフライン地図と現在地の確認は、位置共有や緊急通報とは別の機能です。地図が圏外で使えることを確認したうえで、位置共有に必要な通信環境や利用条件も確かめます。機能の詳細はコンパスEXの掲載情報で確認できます。

出発前に端末の準備をする

地図は通信できる出発前にダウンロードしておきましょう。登山口に着いてからでは、通信できず保存できない可能性があります。出発前の準備では、次の項目を点検します。

  • 予定する山域の地図を端末に保存した
  • 保存した地図を端末上で表示できる
  • GPSで現在地を確認する方法を把握した
  • 位置共有や緊急通報を使う場合、その機能の通信条件を確認した

家族や緊急連絡先と計画・位置情報を共有できる?

コンパスは計画共有や位置共有を案内し、ヤマレコはメンバー追加または計画URLによる共有を案内しています。計画を共有できることと、登山中の位置情報を共有できることは別なので、相手の閲覧設定と機能の利用条件を確認します。

計画を共有する方法を選ぶ

計画を家族や友人に共有したら、緊急連絡先の相手に出発前に開いてもらい、閲覧できる状態にしておきましょう。コンパスでは、WebまたはEXアプリで作成した計画を共有できます。ヤマレコでは、計画にメンバーを追加する方法と、公開した計画のURLをメールやメッセージで送る方法があります。

位置情報共有の条件を確認する

位置共有を使う場合は、誰に共有するか、いつからいつまで共有されるか、通信が必要かを確認します。コンパスの位置共有には機能ごとの条件があるため、計画共有の設定だけで位置情報も共有されると考えないようにします。

出発前の確認 確認する内容
共有相手 家族や緊急連絡先が計画を閲覧できるか
共有方法 メンバー登録か、計画URLの送信か
位置情報 位置共有の設定と通信条件を確認したか

山域の提出要件を確認して、必要な機能で選ぼう

登る山域の提出先と方法を先に調べ、その条件に合うアプリを選びましょう。次に、ルート作成、圏外地図、ナビ、共有、料金のうち自分に必要な機能を比べます。計画を作成したら提出方法を地域の公式案内と照合し、家族や緊急連絡先が計画を確認できる状態にしてから出発してください。