この記事では、日帰り登山の初心者が最低限そろえる持ち物7項目と、選ぶ基準、ザックの容量・レインウェア・水分量・登山靴・登山届の疑問への答えを解説します。
登山初心者の持ち物7項目
日帰り登山の初心者は、ミッドカット以上の登山靴、20〜30L程度のザック、上下セットのレインウェア、地図とコンパス、ヘッドランプとエマージェンシーシート、救急用品・常備薬・健康保険証、行動時間に応じた水分と行動食の7項目を基本にそろえます。7項目という数は、基本の装備を分かりやすく整理するための区切りです。優先順位を示すものではなく、どれも欠かせない持ち物です。
| 項目 | 選ぶ基準 |
|---|---|
| 登山靴 | ミッドカット以上 |
| ザック | 20〜30L程度 |
| レインウェア | 上下セット |
| 地図とコンパス | 道迷い防止 |
| ヘッドランプとエマージェンシーシート | 緊急時の備え |
| 救急用品・常備薬・健康保険証 | けがと体調不良への備え |
| 水分と行動食 | 行動時間と運動量に応じた量 |
①登山靴は足首を支えるミッドカット以上を選ぶ
日帰りの初心者には、軽登山靴(トレッキングブーツ)が向きます。荷物の少ない日帰り登山でも、転倒によるけがを防ぐために足首のサポートがあるミッドカット以上のモデルが安心です。試し履きでは、つま先に1cm程度のすき間がある大きさを目安にします。
②ザックは防寒着と食料が入る20〜30Lを選ぶ
防寒着や食料を入れて余裕がある20〜30L程度の小〜中型が目安です。必要なものを無理なく納めるなら、25〜30L程度の容量という目安もあります。
③レインウェアは晴れていても上下セットで持つ
山の天気は変わりやすいため、晴れていてもレインウェアは上下セットで持参します。
④地図とコンパスで道迷いを防ぐ
地図とコンパスは、道迷いを防ぐ必須アイテムです。地図は国土地理院発行の2万5000分の1地形図か、登山道が分かりやすく示された登山地図を用意します。
⑤ヘッドランプとエマージェンシーシートを緊急時に備える
日帰り登山でも、緊急時の備えとしてヘッドランプ、救急セット、エマージェンシーシートは必ず携行します。
⑥救急用品・常備薬・健康保険証を用意する
絆創膏などの救急用品、常備薬、健康保険証(コピーも可)を持ちます。
⑦水分と行動食は行動時間と運動量に応じて用意する
水分と行動食の量は、行動時間と運動量で決めます。具体的な目安は後半の水分の項目で示します。
服装の補足:綿素材は避け、防寒着を羽織る
コットンのTシャツやジーンズは乾きにくく、登山に向いていません。休憩するときは、汗冷えする前に防寒着を羽織ります。
詳しい装備の考え方は、モンベルの登山装備ガイド 基本編と、農林水産省の初心者の山歩き[準備編]で確認できます。
日帰り登山のザックは何Lが適切?
日帰りなら20〜30L程度の小〜中型が目安です。防寒着や食料を入れても余裕がある容量を選びます。
20〜30Lで入れるもの
レインウェア、防寒着、水分、行動食、地図とコンパス、ヘッドランプ、救急用品、エマージェンシーシートが無理なく入る容量を基準に考えます。
容量の選び方
荷物が入りきらないと感じたら、25〜30L側を選びます。日帰りでも必要なものを無理なく納めるなら25〜30Lという目安があります。
ザックに入れる持ち物は次のとおりです。
- 防寒着
- レインウェア
- 水分
- 行動食
- 地図とコンパス
- ヘッドランプ
- 救急用品
晴れの日でもレインウェアは持つべき?
持つべきです。山の天気は変わりやすく、晴れていてもレインウェアは上下セットで持参します。
上下セットが必要な理由
汗や雨で濡れると体が冷えるリスクが高まります。上下そろえておくと、体を濡らさない備えになります。
綿素材を避ける理由
コットンのTシャツやジーンズは乾きにくく、濡れると冷えにつながります。休憩時は汗冷えする前に防寒着を羽織ります。
晴天の日の出発前チェックは次のとおりです。
- レインウェアは上下セットで入れる
- 防寒着をザックに入れる
- 綿素材の服を避ける
山域や季節によって必要な装備は変わるため、出発前に行き先の最新情報を調べます。
水分はどのくらい用意すればよい?
行動時間と運動量に応じて用意します。目安は行動1時間あたり300mlです。
行動時間から量を出す
5時間の日帰りハイキングでは、1.5Lほどの飲み物を用意する例があります。全員に必要な量ではないので、自分の行動時間と運動量に合わせて調整します。
| 行動時間 | 水分の目安 |
|---|---|
| 1時間 | 300ml |
| 5時間 | 約1.5L |
行動食の考え方
行動食も水分と同じく、行動時間と運動量に応じて用意します。
登山靴はミッドカット以上が必要?
日帰りでも、足首のサポートがあるミッドカット以上が安心です。転倒によるけがを防げます。
初心者に向く靴の種類
日帰りの山歩きから始める初心者には、軽登山靴(トレッキングブーツ)が向きます。
サイズの確かめ方
試し履きでは、つま先に1cm程度のすき間がある大きさを目安にします。
試し履きのチェック項目は次のとおりです。
- ミッドカット以上か
- つま先に約1cmのすき間があるか
登山届はどう出せばよい?
登山届を作成し、家族や友人にコピーを渡した上で、山域を管轄する警察署に郵送、FAX、インターネットで提出します。
提出の手順
- 登山届を作成する
- 家族や友人にコピーを渡す
- 山域を管轄する警察署に郵送、FAX、インターネットのいずれかで提出する
提出前の確認
提出先や方法は自治体や山域ごとに異なる可能性があるため、行き先の窓口で確かめます。
- 山域の管轄
- 提出方法
- 家族や友人へのコピー
7項目をそろえて日帰り登山に出発しよう
登山靴、ザック、レインウェア、地図とコンパス、ヘッドランプとエマージェンシーシート、救急用品・常備薬・健康保険証、水分と行動食の7項目を出発前に確認します。
- 靴は試し履きでつま先に約1cmのすき間を確かめる
- ザックは20〜30L程度を選ぶ
- 水分は行動1時間あたり300mlを目安にする
- 晴れていてもレインウェアを持つ
- 登山届を出してから出発する
